バックパッカーはバックパックを使わなきゃいけないの?バックパックを選ばなくていい理由

バックパック 旅行
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海外旅行のバッグと言えば、スーツケースやバックパックをイメージしますね。

長期間旅行する人のことを「バックパッカー」と呼びますが、そのイメージに憧れてバックパックを背負っての旅に、憧れる方もいるのではないでしょうか。

ところで、バックパックを持つ利点って、なんでしょう?

そもそも私は、バックパックは旅行に向いていないと思います。

バックパッカーはバックパックじゃなきゃいけない?

バックっパック
筆者が使っていた60Lのカリマーのバックパック

バックパッカーはなぜバックパックを持つのでしょう?

筆者も海外を旅行したときは、バックパックを持っていきました。

当時の私は「旅人」でありたいと思っていて、旅人=バックパッカーだというイメージを頑固に持っていました。バックパックを背負って旅しないと旅人じゃないと、勝手に決めつけていたのです。

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当時はバックパックを背負って旅をするスタイルや、バックパッカーをするのがブームでした(今も?)。

そのときは欧米人のバックパッカー率がとても高く、日本人は文化の面でも体格の面でも、欧米人にあこがれているのもあり、

「バックパッカーはホステルに泊まるものだ」

「バッグはバックパックでなくてはならない」

といった、欧米人がやっている事を、さも「決まり事」かのように、旅好き日本人の間でそれとなく強いていた感じがします。

しかし、旅のスタイルは人それぞれに決めるべきであり、「こうしろ」と強制されるものではありません。


正直私は、疲れるのでホステルが好きではありませんでした。他人のイビキで眠れないし、疲れは取れないし、せっかくの楽しい旅が台無しになるからです。

ですので私は、宿泊はいつもホテルにしています。なぜ旅の間まで、だれかに何かを強制されなければいけないのかと思います。

バックパックも同じです。無理してバックパックを持つ必要はありません。バックパッカーがスーツケースを引っ張っていたっていいのです。

旅のスタイルは個々の自由。誰かに強制されて旅をするなんてナンセンス。旅しやすいスタイルで旅をするのが、楽しく旅するコツです。

旅のスタイルは人それぞれであり、ホステルかホテルのどちらに泊まるのかは個々の自由。バッグの選び方も自由。強制されるものではありません。

「みんながやっているから」という理由で決めると後悔します。自分に合っているか、疲れないか、よく考えて決めることが大事です。

バックパックは旅行に合っているか?

スーツケース
筆者が使っていたスーツケース

バックパッカーとはバックパックを背負って旅をするもの、というイメージが、旅行者にもあるということです。

ところで、旅行にバックパックは合っているのでしょうか?

街歩きにはバックパックは不向き

単刀直入に言いますと、街歩きがメインの旅行であれば、バックパックを背負うメリットは無いと思います。

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その理由は単純です。重くて疲れるからです。10kg以上の荷物を背中に背負うのだから当然と言えば当然です。

10㎏以上にもなるバックパックを背負って歩いて、わざわざ疲れるよりも、キャスター付きのキャリーバッグに荷物を入れたほうが、はるかに合理的です。

旅行の趣旨が「山登り」とか、森の中を歩くのであればバックパックを選ぶのは理解できます。道が無いので背負う必要があるためです。ですが、交通機関から降りてホテルに向かい、観光するだけのであれば、バックパックを使う必要はありません。

街では恥ずかしい

私は「旅人」へのイメージから、バックパックを使いましたが、バックパックで良かったことは正直1つもありませんでした。

一番辛かったのは、重さの為、背負うと前かがみになるところです。

半年間旅をしていたころ、バックパックは軽く15㎏を超えました。街歩きが旅のメインの私は、都会の真ん中で前かがみになって歩く私を建物のガラス越しに見て、惨めな気持ちになりました。

そんな自分が恥ずかしくなってきますし、重いので疲れます。ホテルが無くて迷ったときは、ホテルを探すよりも、ちょっと腰を下ろせるベンチを探す方がメインになりました。

楽しむために旅をしているのに、重たいバックパックのおかげで、かえって疲れたのです。

大きなバックパックを街の中で背負うと、寂しいきもちになるます。


重くて身体が痛くなる

バックパックは重くて疲れるため、旅行には向いていないと思っています。

2泊~1週間程度の短期間の旅であれば、そこまで重くなりませんが、数ヶ月間の旅となればバックパックの大きさは60L、重さは15ほどになります。

これほど重いと、立ち上がって荷物を背負うのも大変です。

バックパックの輪に腕を通したときに、両肩にものすごい圧がかかり、肩と腰が痛くなります。この動作を行うとき、自然と声に出るのが「ヨイショ」です。

重いので、歩いていると自然と前かがみになり、これもまた腰に負担がかかります。

バックパックは重いので、疲労の元。疲労により旅行が楽しくなくなることも。


邪魔になる

バックパックは取り回しが良くて、小回りが利く・・と思っていませんか?

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とんでもない。バックパックは一番小回りが効きません。10何キロの荷物を背負って、軽快に歩くのは無理です。

加えてバックパックを背負って街を歩いたら邪魔者扱いされます。

バックパックを背負って朝の満員電車に乗ると、他の乗客に嫌な顔をされます。キャスター付きのバッグならサッと自分の方に荷物を寄せて、他の方の邪魔にならない様に配慮できますが、バックパックは背中から降ろそうとするとモーションが大きくなり、勢いがついて他の乗客に当たりかねません。

バックパックパックだと走れません。横断歩道で車が急に来ても逃げられません。キャスター付きのほうがまだ小走りできます。

コンビニに入ろうと思っても、大きなバックパックを背負ったまま中に入ると、狭いコンビニの中では商品を倒しかねません。


「じゃあ電車やコンビニに入るときは、降ろせばいい」と思うかも知れません。一瞬だけならそれも出来ますが、何分も持てません。今度は腕が疲れます。

バックパックは小回りが利かず、物を倒したり人に迷惑をかけることも。


衣服が汚くなる

バックパックは衣服にシワが出来ます。

スウェット地ならまだ良いですが、シャツはシワだらけになります。

バックパックが重くなればなるほど、荷物のコントロールが難しくなります。そうなると、背負うときに衣服を擦ってしまい、痛みます。お気に入りの服も一気に痛みます。

背中に大量に汗をかくので、生地が痛みます。見た目にも衛生的にもよくありません。

バックパックを背負うとシワが出来たり、汗や擦れで服が痛みやすいので、お気に入りの服を着て背負わないように。


バックパックを持つ利点

悪い点ばかり書いてしまいましたが、バックパックには利点もあります

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両手が空く

バックパックのメリットは「両手が空く」です。

ただ、両手が空いたからと言って、両手を使わないと出来ないことは、あまりありませんし、スマホの操作なら片手でもできます。

段差の乗り降り

バックパックの一番のメリットは「段差を超えるのが楽」です。

スーツケースの場合は段差を超えるのが大変です。時に20kgにもなる荷物を手で持つのは結構大変ですが、バックパックは楽に段差を超えられます。

バックパックは段差の多いところや、悪路が多いところでは便利


どうしてもバックパックを持ちたい人へのオススメバッグ

以上のように、バックパックで旅行に行くと大変です。

「それでもバックパックを持ちたい!」という方へ、このようなバッグをオススメします。


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この商品の最大の特徴は、キャスターが付いている点です。

スーツケースの欠点である「段差」、バックパックの欠点である「重い」を解消しています。

キャスター付きのバックパックにも欠点はあります。ハンドルを内部に仕舞うことになるので、容量が幾分減ってしまっている点と、背負ったときにハンドルの柄が背骨に当たり、不快感を与える点です。

不快感が嫌ならスーツケースを選んだ方が良いでしょう。

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それでもバックパックを選ぶ意味

空

正直言って、バックパックは旅行向けではなく、アウトドア向けだと思っています。

それが証拠に、空港に行ってもバックパックを背負っている人はあまり見かけません。ほとんどの人がスーツケースを選んでいます。これはスーツケースのほうがに「楽」だからに他なりません。

それに、森の中ならいざ知らず、街の中でバックパックを背負って歩くのは目を引きます。見ている人は「大変だね」と思っているに違いありません。

ここで、今までとは一つ違った目線でバックパックを評価したいと思います。

私も、旅人気分でバックパックを選び、何ヶ月もバックパックを背負って旅しました。だからバックパックの大変さはとても良くわかっています。

腰も肩も痛くなって、汗もかいて、わかったのは大変なことだけではありません。それは今になって、やっとわかってきたのです。「大変だった」思い出は、今になって美しく変わりました。

頑張って歩いた思い出とは、あとになって、とても美しい記憶になるのです。、

疲れや暑さや寒さといった身体の反応は、記憶に深く残るものです。そのときの体験は、旅した地域のの思い出を更に彩ります。そう考えると、バックパックとは「思い出作り」のためにあるのかもしれません。

そういう意味では「20代のときにバックパックを選んで、苦労して歩いてよかったなあ」と思いますが、今それをやると腰が悲鳴を上げるでしょう。

プロフィール

ご覧いただきありがとうございます。旅が好きで、今まで30の国を巡ってきました。私の経験や知識を、海外を目指す方々にお役立ていただきたく、情報発信をさせて頂いております。

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